福祉レポート
世界で一番幸せになる方法
自立支援カレッジチャレンズ ボランティアの宮脇です。
職員卒業に伴い、3月中に福祉レポートでご挨拶すると言いながら、4月になってしまいました。すみません。
今回のテーマは
「何のために働くの?」
お金のため
生きるため
家族のため
夢のため
人によって様々な答えが浮かぶと思いますが、今回は私なりの想いを書いていきたいと思います。
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ところで、皆さんはこれまでの人生の中で
「今ここで頑張って、一体何になるんだろう?」
そんな風に感じた瞬間、ありますか?
宮脇には、あります。
大学生の頃の話です。
色んなことがうまくいかなくて、毎日呼吸してるだけで「もうこれ以上は勘弁して!」というくらい、本当にいっぱいいっぱいでした。
しかしながら、仕事を始めてから生活が一転。
びっくりするくらい毎日が充実していました。
とても、幸せでした。
もちろん働くということは山あり谷ありの日々ですから、毎日が楽しい「だけ」であったわけではありません(^^;
どうしていいのか分からなくて答えが出なかったこと、息ができないほど苦しい気分になったこと、悔しくてたまらなくて眠れなかったこと、至らない私には本当に様々な残念エピソードがあります。
それでも何故毎日幸せだったと断言できるのかと言うと、どんなに自分の至らなさに悩んだときでも、
どんなに自己嫌悪でいっぱいになったときでも
「この仕事を一生続けたい」という気持ちだけは、一度も揺らいだことがなかったからです。
学生の頃は、そういった拠り所がなかったから辛かったのですね。
わたしは今まで一度も仕事を辞めたいと思ったことがありません。
この仕事を通じて、皆さんが笑顔になるお手伝いをしたいと思いました。
そして、皆さんがいたから、私もいつも笑顔でいられました。
チャレンズでの毎日は、本当に色んな幸せにあふれていました。
これ以上の仕事はあり得ないと思った。
そう気づいた時、私ってば世界で一番幸せじゃん、と自然と思いました。
他の方から見たら「宮脇ってデブでどんくさくて可哀想」と思われている可能性が多聞にあるのですが、幸せって言うのは主観的なものですからね。
自分が世界で一番幸せだと思えば、それでもう間違いはありません。
「仕事をする」ということは、別にお金持ちでもなければ美人でもない、ごくふつうの人間が世界一幸せになる貴重な方法なんだと知りました。
仕事をすること以外でも、幸せになる方法は色々あると思います。
でも、私が知っている「幸せ」は仕事をすることで体験できたことですから、就労を目指す皆さんには同じように仕事を通じて幸せになって欲しい。
幸せな中で“働く”という困難と戦って欲しい。
とても強くそう思います。
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チャレンズで就労を目指す皆さん、またこれから就労を目指す皆さんが、長い人生の中で、今後自分の存在意義を見失うことがあったとしたら。
自分の存在が誰かの幸せに繋がっているのだということを、思い出して頂きたいと思います。
ご自身の持つ影響力の大きさを、絶対に軽視しないで欲しいと思います。
宮脇を幸せにしてくださっていたこと、頭の片隅にでいいので、覚えていてください。
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「何のために働くの?」と聞かれたら、わたしの中にある答えはひとつだけです。
「幸せになるため」です。
皆さんに多くの幸がありますように。
またお会いしましょう!