福祉レポート

『チョコレートドーナツ』

あー、お腹すいたなー チョコレートドーナツおいしいですよね^^ ・・・ではなく! 今回は食い物ではなくて、映画のお話です。 『チョコレートドーナツ』とは・・・ 1970年代のアメリカ・ブルックリンで実際にあった「障がいを持ち、母親に育児放棄された子どもと、家族のように過ごすゲイの話」。 出会うこと、求めること、守ること、愛すること……ゲイもダウン症も関係なく、魂のレベルで求め合う愛はすべての人の心に届く。 (オフィシャルサイトより一部引用。http://bitters.co.jp/choco/introduction.html) 本日、メンバーさんの座学でこの映画を観ました。 ラストがとても悲しくて、とても印象的でした。 あんまりネタバレはしたくないので、気になった方はぜひ一度ご鑑賞ください。 ゲイ(同性愛者)やダウン症(知的障がい)等、まだまだ偏見や差別も多い立場だと思います。 この作品は悲しい終わりを迎えましたが、じゃあどうすればこの結末を防げたのか・・・きっと生きるすべての人が考えるべきことなんだと思いました。 真面目に語ってしまいましたが、ぜひ、この『チョコレートドーナツ』一度ご覧ください(*^_^*) 戸嶋

★卒業★

チャレンズは施設なので、みんないつかは卒業していきます。 スタッフブログでも様子はお伝えしていると思いますが、昨日また1人のメンバーさんが就職が決まり卒業されていきました。 彼女は私がチャレンズに来る前から利用されていて、出会った当時はとても後ろ向きな方でした。 とにかく自信がなくて、私も新人で頼りなく、お互いとても不安定な状態で支援が始まりました。 本当に色々ありました。 考えの違いから喧嘩したことも何度かありました。 でも、ちゃんと私に対する不満を口にしてくれました。 おかげで、思ったことをお互い言えるような関係にまで至ることができました。 彼女との時間は私にとって全てが勉強であり、一緒に悩んだりできたこと本当に感謝しています。 Sさん、改めてご卒業おめでとうございます。 メンバーさんも他の職員も私もみんなあなたを応援してます。 これからもしんどいこと、たくさんあるでしょう。 でも、楽しいこともきっとたくさんあります。 新しい場所でもマイペースに頑張りすぎずに頑張ってください★ これまでにチャレンズから「卒業」された皆様 お元気でしょうか? 無理はされてませんか? 仕事はきっと楽しいことばかりではないと思います。 それでもやりがい等を感じてその仕事を継続し頑張ってる皆様を尊敬しています。 メンバーさん 今、各々が抱えている課題や不安と闘っておられる皆様と一緒に闘い、少しでも1人1人が望む形で先に進めるようにと願って日々働かせていただいています。 と言っても、私もまだまだな所がいっぱいあるので、言葉通り『一緒に』頑張りたいと思います。 改めてよろしくお願いいたします。

勉強

もう何か月?何年ぶり??ってぐらいに更新です。 これからは、心を入れ替え、些細なことでもネタにして更新していく所存です($・・)/~~~ スタッフブログ、コラムと共に宜しくお願い致します。 さて、今日はとあるメンバーさんの学習する姿をみて感じたことを書きます。 彼(以後、Aさん)は本日、時間割で算数の時間でした。 ちゃんとつくってもらった時間割を確認して、「今日は算数です(o`・ω・)」と教えてくれました。 そして、ごそごそと教材置き場の前で何か探すAさん。 何をしてるのかなーと思って見ていると、1つの箱を持って、席に戻ってきました。 そこには「さんすう」と書かれており、中には数字カードやおはじき等が入っています。 Aさんは、そこから、数字カードを出して順番に並べていきます。 並べ終わったら、単語帳を開きました。 その単語帳には、「1+1」などと計算式が書いてあり、裏に答えがあるような造りになっています。 カードを並べたところの少し上のスペースを使って、その単語帳に書かれた式をカードで再現します。 さりげなくおはじきを勧めたら、あっさり受け入れ使ってくれてました(v^ー°) そこから、ちゃくちゃく自分でどんどん取り組むことが出来ていました。 いつもは職員からプリントを渡すだけなのです。それでも、頑張って取り組んでくれているんですが・・・ 彼はこういう勉強の仕方をするのか と、またひとつ勉強になりました。 唐突ですが、私は英語が好きです。 それは、幼いころから母が英語に触れるような遊びをたくさん与えてくれたからです。 おかげで「勉強」としてしんどいものになる前に英語を知り、好きになることができました。 要は、勉強はしんどいのです。 でも、勉強は必要です。 だから、いかに楽しくするかが大切なのだと思います。 勉強はしんどいものじゃなくて楽しいんだよってこと。 新しいことを知ることって大事なんだよってこと。 チャレンズには色んな人がいます。 メンバーさんも職員も個性的です。 だから、毎日何かしらの発見や気づきがあります。 今後は私視点ではありますが、できるだけそんな些細な話をここでしていけたらなーと考えています。 戸嶋

世界で一番幸せになる方法

自立支援カレッジチャレンズ ボランティアの宮脇です。 職員卒業に伴い、3月中に福祉レポートでご挨拶すると言いながら、4月になってしまいました。すみません。 今回のテーマは 「何のために働くの?」 お金のため 生きるため 家族のため 夢のため 人によって様々な答えが浮かぶと思いますが、今回は私なりの想いを書いていきたいと思います。 *** ところで、皆さんはこれまでの人生の中で 「今ここで頑張って、一体何になるんだろう?」 そんな風に感じた瞬間、ありますか? 宮脇には、あります。 大学生の頃の話です。 色んなことがうまくいかなくて、毎日呼吸してるだけで「もうこれ以上は勘弁して!」というくらい、本当にいっぱいいっぱいでした。 しかしながら、仕事を始めてから生活が一転。 びっくりするくらい毎日が充実していました。 とても、幸せでした。 もちろん働くということは山あり谷ありの日々ですから、毎日が楽しい「だけ」であったわけではありません(^^; どうしていいのか分からなくて答えが出なかったこと、息ができないほど苦しい気分になったこと、悔しくてたまらなくて眠れなかったこと、至らない私には本当に様々な残念エピソードがあります。 それでも何故毎日幸せだったと断言できるのかと言うと、どんなに自分の至らなさに悩んだときでも、 どんなに自己嫌悪でいっぱいになったときでも 「この仕事を一生続けたい」という気持ちだけは、一度も揺らいだことがなかったからです。 学生の頃は、そういった拠り所がなかったから辛かったのですね。 わたしは今まで一度も仕事を辞めたいと思ったことがありません。 この仕事を通じて、皆さんが笑顔になるお手伝いをしたいと思いました。 そして、皆さんがいたから、私もいつも笑顔でいられました。 チャレンズでの毎日は、本当に色んな幸せにあふれていました。 これ以上の仕事はあり得ないと思った。 そう気づいた時、私ってば世界で一番幸せじゃん、と自然と思いました。 他の方から見たら「宮脇ってデブでどんくさくて可哀想」と思われている可能性が多聞にあるのですが、幸せって言うのは主観的なものですからね。 自分が世界で一番幸せだと思えば、それでもう間違いはありません。 「仕事をする」ということは、別にお金持ちでもなければ美人でもない、ごくふつうの人間が世界一幸せになる貴重な方法なんだと知りました。 仕事をすること以外でも、幸せになる方法は色々あると思います。 でも、私が知っている「幸せ」は仕事をすることで体験できたことですから、就労を目指す皆さんには同じように仕事を通じて幸せになって欲しい。 幸せな中で“働く”という困難と戦って欲しい。 とても強くそう思います。 *** チャレンズで就労を目指す皆さん、またこれから就労を目指す皆さんが、長い人生の中で、今後自分の存在意義を見失うことがあったとしたら。 自分の存在が誰かの幸せに繋がっているのだということを、思い出して頂きたいと思います。 ご自身の持つ影響力の大きさを、絶対に軽視しないで欲しいと思います。 宮脇を幸せにしてくださっていたこと、頭の片隅にでいいので、覚えていてください。 *** 「何のために働くの?」と聞かれたら、わたしの中にある答えはひとつだけです。 「幸せになるため」です。 皆さんに多くの幸がありますように。 またお会いしましょう!

迷い道

福祉レポートでははじめまして。 普段はブログを書いている宮脇です。 ふと思い出したとあるCMに感化され、福祉レポートを書いてみました。 『近道は遠回り。 急ぐほどに 足をとられる。 始まりと終わりを 直線で結べない道が この世にはあります。 迷った道が、わたしの道です。』 記憶に残っている方も多いのではないでしょうか? 大道麦焼酎 消えた足跡編のCMです。とても詩的で胸に染み入る内容ですよね。 昔は「近道は遠回り」というフレーズを印象深く感じていましたが、 今は「迷った道がわたしの道」という一文がとても感慨深く思えます。 学生の頃は、正しい道が進むべき道であり、わたしの道だと思っていました。 正しい道、往くべき道は目に見える形で存在すると思っていたのです。 でも実際社会に出てみると、そんな簡単なものではないんですよね。 どんなにそのとき「これぞ」と思ったことでも、 決めた瞬間に迷い、確信した後に崩れる。 自信を持って行動したのに、終わってからあまりの浅はかさに後悔する。 そんなことが恥ずかしながら、何度もありました。 でもその迷いや挫折がなければ、私は今よりもっともっと、幼稚な人間のままだったと思います。 自分の中での正しさが、自分以外にとって正しいとは限らない。 当たり前のことですが、大きな発見でした。 だから私は、自分の思う正しい道にはこだわらないことにしています。 効率がよいと思える道が、必ずしも良いとは限りません。 以前の自分や周囲が決めたルールが正しいとは限りません。 迷いながらでも大丈夫。 今の自分が決めた道を、大切にしていただきたいと思うのです。 そして、チャレンズは皆さんが自分らしく自分の往く道を選択できるよう、お手伝いさせていただきたいと思います。 就労に向かうためのパートナーとして、一緒に考えて一緒に歩んでいきたい。 そして皆さんがご自身だけで決断したことがあったとしても、もちろんそれも大切な選択だと個人的には思っています。 だからキチンと、決めたことのご報告はくださいね(笑) 迷った道が私の道。 どうせ社会に出ても迷うことばかりなのだから、今からたくさん迷っておきましょう! では。

働くという事

こちらでは、お久しぶりでございます。 長い間更新を怠っておりました。 申し訳ございません。 さて、本日は「働くという事」 チャレンズは就労のために学んで頂く場です。 原点に返ってみようということになります。 なぜ、今回このテーマを選んだかというと、、、 私自身就労移行の支援員となってもうすぐ1年を迎えます。 詳しくは言えませんが、いろいろありました。 くじけそうになったことも何度もありました。 でも、支えてくれる人たちがいるから頑張れています。 実際、たくさんのひとたちの手助けがあって、私の代からも卒業生を出すことができました。 しかし、チャレンズとは違う環境、対応に困惑、不安になり、継続を阻む壁にぶつかっておられる最中です。 チャレンズではオープン就労を勧めておりますが、これは、障害を会社側にも知って頂いたうえで働くということです。 ただし、開示=理解ではないのです。 お互いに理解する、してもらうことに関して努力をしないといけません。 そのためにチャレンズは卒業生のフォローも行っております。 チャレンズに来る(来ていた)みなさんは傷つきながらも一生懸命頑張っている方々ばかりです。 でも、その頑張りを社会に出た後も必ず認めてもらえるかはわかりません。 残念ながら、社会は頑張るのが当たり前なのです。 でも、頑張れることは立派な能力・才能です。 社会はなかなかほめてくれません。 ほめるどころか失敗やダメなとこばかり言われることのほうが多いでしょう。 その言葉に傷ついて自分を責めてしまいがちですが、そこで考えてみてほしいのです。 自分は本当に何もできていないのか? そんなことはないはずです。 例えば、 「朝起きて出勤時間前に出勤できた」 「疑問に思った事を確認できた(質問できた)」 「出勤時、ちゃんとあいさつができた」 等々当たり前だと思い込んでいて見落としがちですが、これらも「できたこと」と考えていいと私は思います。 自分の常識は他人の非常識 他人からすれば、「できて当たり前」かもしれない。 でも、あなたが頑張って(努力して)できたことならそれは「できて当たり前」ではありません。 「頑張れたこと」なのです。 自慢するのではなくあくまで自分の中での解消の仕方ととらえてもらえると良いかなと思います。 そうやって自分で解消していけるようになると、心は楽になると思います。 私は、働くということは、自分の経験値稼ぎだととらえています。 子どもの時に学校に通っていたように、自分と違う人たちと関わることでより自分を磨く場のひとつだと思います。 辛い事、悲しい事、傷つくことで考え、見つめ直し、改めることが自分の成長に繋がります。 私自身、まだ20代後半で経験値はまだまだ浅いです。 でも、経験値をためてレベルアップをするためにこれからも働くつもりです。 人と関わっていくつもりです。 みなさん 頑張ってください! 頑張りすぎず、頑張ってください! 戸嶋も負けずに頑張ります^^

お花見

桜の季節ですね^^ 今年は、来週満開だとか・・・ チャレンズのメンバーもお花見の計画を早々に計画中です。 そんな中、こんな見出しを見つけました!↓ 今年はいっぷう変わった「水上お花見」はいかが? http://www.excite.co.jp/News/bit/E1363937871749.html 「川の上の小さなおうち」をコンセプトにした、大阪の「御舟かもめ」。屋形船などでお花見……というのは昔からあるけれど、こちらは10人も乗れば満員の小さな船。が、最少2人から出航してくれるということで、まるで自宅のリビングにいるかのようなプライベート感が味わえる。なんと甲板には「こたつ」(!)まで設置されており、これはまったりできそう……。(本文抜粋) 私が一番惹かれたのは、「甲板にこたつがある」というところ!!!! 一度乗ってみたいですね^^ まだまだ寒い日もありますね★ 皆様ご自愛くださいませ。

寒い日も水分補給は忘れずに★

こちらではお久しぶりです。 さて、寒い日が続いていますが、皆様元気でお過ごしでしょうか? こうも寒い日が続くと、休みの日でも出かけたり、動いたりするのが億劫になりますよね。 私もこの季節はふとんから出るのが朝の大事な一仕事だったりします(笑 介護職をしていた時に、ご利用者様の悩みとして多く聞かれたのが、寒い日はトイレが近くなるのでできるだけ水分を控えたい(トイレに行く回数を減らしたい)というものでした。 寒い日にズボンを下ろして冷たい便座に座るのはどんな人でも一仕事ですよね。(苦笑 高齢であったり身体に障がいを持たれている方だとなおさらだと思います。 問題なのは、寒い日はおなかが冷えてトイレが近くなるから水分は控えないと!という認識です。 今回は、寒くても暑くてもどんな時も大切な大切な水分補給についてです。 まず、夏暑い日に水分を取るのはなんとなくわかりますよね? 汗をかきますし、のども乾きます。 体外に排出された水分を補わないと体内の至る所に不調が出ます。 それは、冬も同様です。 ただ、冬は汗をかかない分、より尿として処理されます。 さらに、外の寒さから肌を守るため血液量があがり、より腎臓の働きを活性化します。 尿は体内をめぐる血液が腎臓でろ過されてできた老廃物です。 老廃物を体内に溜めると良くないですよね。 トイレに行く回数を減らすということは老廃物を排出する回数を減らすということになるのです。 出る水分があるのならそれを補う水分が必要です。つまり、水分補給です。 そもそも、人は70%水分でできてるんだとか。。。 寒い日でも自分の身体、心のためにも水分はしっかり取りましょう! 今回は、少し医学的な部分も盛り込んでしまい、長くなってしまいましたが、いかがでしたか? 風邪等気を付けてお過ごしください。

街歩き支援

1月16日(水) 2013年初めての福祉レポートです。 本年もチャレンズをよろしくお願いいたします。 さて、今回の内容は、「障がい者、高齢者の街歩き支援」です! 場所は残念ながら近畿圏でなく、四国地方の高知県です。 どうやら1回500円で商店街の買い物に付き添って下さるようです。 福祉住環境ネットワークこうちの笹岡和泉理事長(41)は「障害者らにとって街に出ることは特別なことではなく、当たり前の楽しみに変えたい。気楽に足を運べる街や商店街を作るために、このサービスを根付かせたい」と意気込んでいる。 参考HP→ http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/news/20130114-OYT8T00812.htm 介護職員として高齢者に関わっていた当時、利用者さんの外出希望をなかなか叶えてあげる事ができませんでした。 この記事を読んでそんなことをしみじみと思い出しました。 どんな方でも住んでいる町で自由に買い物等を楽しめる地域づくりはとても大切なことだと思います。 ただ、気になったのは500円という有料。。。 この支援を利用される方々がこの金額をどう捉えられるのか、福祉業従事者としてとても気になります。 この支援は、他県にも広がっているようなので、近畿にも広がればいいな、と思います。

クリスマス

12月25日 火曜日 世間はクリスマスですね★ 昨日大阪もついに雪が降ったとか^^ 「サンタクロースはいるのか」 小学校で必ず話題になったであろうこの議題。 私は 断然サンタさん信じてる派です! 良い子な私は、今年もクリスマスプレゼントをもらいました♪ 仕事でも使えそうなショートブーツです★ みなさんは何かプレゼントもらいましたか? さて、この3連休、御堂筋通りで行われていた「光のルネサンス」を観に行ってきました。   カップルはもちろん、車いすに乗られた方、親子連れ、ペット連れ、等々・・・ 老若男女色んな世代の人が寒空の下、イルミネーションが飾られた御堂筋を歩いていました。 風が強くて、荷物を持つのに出してた手が 凍 り ま し た でも、とてもきれいでした。 イルミネーションは観る人の心を癒しますよね^^ 寒さに凍えた身はカステラ焼きとラーメンに救ってもらいました。 イルミネーションで癒された心で2012年残りの日数も頑張りたいと思います^^